てんせいじんごっこ.blog

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Gimpでバラバラなスクリプトのメニュー登録を変更して自分用にカスタマイズする方法

script-fu menu regist custom

 「あのスクリプトどこだっけ?」とか「これってどんなスクリプトだったかな?」みたいな感じで困っているなら、スクリプトのメニュー登録を自分用に変更・カスタマイズして整理しましょう。

 「これは使える!」と思ってスクリプトを色々入れて行くと結構な数になりますが、それぞれのメニュー登録がバラバラで「ひとつのスクリプトを探すために全てのメニューを検索した」なんて経験ありませんか? 似たような機能なのに全然違う場所にあったり、ファイルの名前とメニュー登録が一致しなかったり。最悪なのは、一個しか無いスクリプトなのに、それ専用のツリー表示になっていたりとかで、面倒臭くてイライラさせるのもあります。そこで、自分で入れた「Script-Fu」の「menu register」を書き換えて、効率良くスクリプトを呼び出せるように改善しましょう。.scmファイルの書き換えは失敗しても大丈夫なように、コピーしたファイルで行うことをオススメします。

1.script-fu-menu-registergimp_menu_script-fu_lomo_example.jpg

 先ず、メニュー登録を変更したいスクリプトの.scmファイルをテキストエディターなどで開きます。例えばelsamuko-lomo.scmというスクリプトの場合、開いた.scmファイルの一番下には以下のような感じで
(script-fu-menu-register "elsamuko-lomo" _"<Image>/Filters/Light and Shadow")
と書いてあると思います。この中の"<Image>/Filters/Light and Shadow"という所がメニュー項目を指定する部分で、日本語のメニューバーには「フィルター/照明と投影/Lomo...」という順番で表示されています。「Lomo...」という名前の部分に関しては後で説明しますので、ここでは無視して下さい。僕の場合は写真編集に関わるスクリプトの殆どを一箇所に集め、それぞれの種類に応じて「Effect・HDR・Process」の3つに振り分けているので、"<Image>/script-fu/Effect"という感じに書き換えてあります。例えば
(script-fu-menu-register "elsamuko-lomo" _"<Image>/script-fu/Effect")
(script-fu-menu-register "script-fu-tone-mapping" _"<Image>/script-fu/HDR")
(script-fu-menu-register "script-fu-cross-processing-effect" _"<Image>/script-fu/Process ")
といった感じです。メニューバーに表示される「script-fu」の部分は「Photo」でも構いません。自分が分かりやすい名前を書いて下さい。次はスクリプトの名前、先ほどの「Lomo...」の部分について説明します。

2.スクリプトの登録名elsamuko-lomo scm example
 右にある画像は、1.で説明した.scmファイルの一番下から少し上の所、その2行目に"_Lomo..."と書かれていますが、この部分が先ほど「無視して」と流した「フィルター/照明と投影/Lomo...」の登録名指定です。僕の場合はLOMOをシュミレートしたスクリプトを3種類入れているので、"Lomo elsamuko..."とリネームして分り易くしてあります。Gimpのスクリプトはアルファベットの順番で表示されるので、それぞれの名前を「Lomo elsamuko・Lomo bercovich・Lomo effect」といった感じにしておけば、3つ並べて表示させることが出来るのです。ダブルクォート(" ")の中にあるアンダーバーや「...」には、なにかの約束事があるみたいですが、消しても大丈夫です。ただし、(script-fu-register の直後に続くダブルクォートの中(この例題では"elsamuko-lomo"の部分)は絶対に弄らないこと。間違ってここに手を加えてしまうと、エラーを起こしたりスクリプトを呼び出せなくなってしまうので慎重に作業しましょう。
3.script-fu-registerscript-fu register example
 .scmファイルのメニュー登録を指定する記述は一定ではありません。先の例にあったスクリプトの他に、上にある画像のような書き方をしたタイプもあります。<image>の後に続くスラッシュごとに「親・子・孫」とツリーが続くようになっていて、一番最後の部分が 2.で説明した登録名に該当します。このタイプのスクリプトは.scmファイルの一番下に (script-fu-menu-registerの記述がありません。また、ファイルの下段ではなく中段に記されているタイプもあります。重ねて強調しますが、(script-fu-register(script-fu-menu-register は別物なので混同しないで下さい。

 Windows
 C:/Users/ユーザー名/.gimp-2.8/scripts
 Linux Ubuntu (Ubuntuの場合はホームフォルダで隠しファイルを表示して下さい)
 ホーム/.gimp-2.8/scripts

 .scmファイルのメニューレジスターを変更したら、それをscriptsのフォルダに保存してGimpを起動すればOKです。Gimpを既に起動している場合は、メニューの「フィルター/Script-Fu/スクリプトを再読み込み」でインストールしたスクリプトの登録を更新出来ます。

 このようにScript-Fuのメニューを書き換えておけば頻繁に使うスクリプトを直ぐに呼び出せますし、新しく入れたスクリプトが何処にあるのか迷わずに済みます。.scmファイルのメニューレジスターを自分用に変更して、便利なスクリプトを効率良く使いましょう。

gimp script-fu menu register custom
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HDRとかトーンマッピングなど露出補正に便利なGimp用プラグイン・スクリプト集


 前回に引き続き、ダイナミックレンジを広げたり露出補正に便利なスクリプトに加え、絵画調のHDR写真を作るプラグインを紹介します。今回紹介するのも全て「.scmファイル」から実行される「Script-Fu」です。ダウンロードしたファイルを「scriptsフォルダ」の中に入てGimpを起動すれば、直ぐ使えるようになります。

 Windows
 C:/Users/ユーザー名/.gimp-2.8/scripts
 Linux Ubuntu (Ubuntuの場合はホームフォルダで隠しファイルを表示して下さい)
 ホーム/.gimp-2.8/scripts

  Tone Mapping Download
Tone Mapping

 動いている被写体を撮影する時などは、ブラケティングやHDR合成が出来ない場合がある。そんな時に役立つのが、このトーンマッピングだ。HDR編集の場合、極端な処理を施すと階調が乱れて不自然な画像を吐き出すことがあるが、このスクリプトは自然な仕上がりを期待出来る。一度のプロセスでは変化が少ないが、重ねて処理をすることで効果を上げることも出来ます。

tonemappinng example

 左がオリジナルで、右はトーマップを3回掛けたもの。ご覧のようにコントラストを維持したままシャドウ部のディテールがしっかり出て来ている。明るさとコントラストを調整したりトーンカーブだけで編集した場合、黒い部分が白っぽくなってしまうが、このスクリプトなら黒の締りをキープしながらランプの白飛びも防いでくれている。写真編集には必ず入れておきたい定番スクリプトだ。


  Shadow Recovery Download
Shadow Recovery

 このシャドウリカバリーというスクリプトは、上で紹介したトーンマッピングよりも効果が大きく、Load images for HDR blendingとよく似たレイヤーマスクを作るのだが、このスクリプトの凄いところは1枚の画像でそれを実現しているところ。

shadow recovery example

 ご覧のようなレイヤーマスクが生成されるのだが、他のHDRスクリプトは複数の画像で合成するためエッジが目立たぬよう多少ボカシを入れるのに対して、このスクリプトは1枚の画像で処理をするのでとてもシャープなマスクが作られる。フィルムの時代からそうなのだが、写真はオーバーで撮影して白く飛んでしまっている部分の階調を再現出来ない。そのため、多少アンダーに撮影した方が良いとされる傾向があり、多くのデジカメが初期状態で1EVほどアンダーな画像を撮るようにセットされている。フィルムの頃はギャンブルだった増感処理も、Gimpとこのスクリプトがあれば楽勝である。


  Fake HDR Look   Download Automated dodge and burn Download
  Fake HDR Effect Download
Fake HDR

 これらはHDR写真というジャンルの雰囲気を出すスクリプト。どちらかというと、コンデジにあるアートフィルターに近い感じで、毒々しく態とらしい色になるのだが、僕は正直あまり好きではない。HDR Effectには二種類のスクリプトが入っていて、その内のFake HDR Effect plusで4000×3000px程度の画像を処理すると、あっという間に1GB以上のメモリーを消費します。スペックの低いノートパソコンなどで何度も編集し直している場合、頻繁に編集履歴を消去しないとフリーズするので注意して下さい。Automated dodge and burnはFake HDR Lookと連動するスクリプトなので、一緒に入れておいた方が機能をフル活用出来ます。

GimpでHDR加工とか露出補正に便利なプラグイン・スクリプト集

gimp hdr image

 HDRとは、high dynamic range imaging の略称。なんてことは言うまでもないほど今ではメジャーな存在だし、近頃のちょこっとしたデジカメならHDR機能搭載が当たり前になって来た。しかし、HDRモードやオートブラケットで撮り忘れた場合は、PhotshopやGimpのような編集ソフトの出番となる。そこで今回は、GimpでHDR合成や露出補正をする時に役立つプラグインと、絵画調の写真に仕上げるHDRスクリプトの紹介です。

 今回紹介するのも全て「.scmファイル」から実行される「Script-Fu」です。ダウンロードしたファイルを「scriptsフォルダ」の中に入てGimpを起動すれば、直ぐ使えるようになります。

 Windows
 C:/Users/ユーザー名/.gimp-2.8/scripts
 Linux Ubuntu (Ubuntuの場合はホームフォルダで隠しファイルを表示して下さい)
 ホーム/.gimp-2.8/scripts

original sample

 サンプルに使用したのはこの2枚。無粋な写真で申し訳無いが、光源と背景が一緒というダイナミックレンジにとっては非常に厳しい条件の被写体を使いました。左のランプはシャドウが黒く潰れており、右の電傘は白く飛んでしまって激しいハロとフレアーも発生している。これらの写真を上下2段ずつブラケティングした計5枚の写真を利用してHDR合成して行きます。それぞれの結果は基本的に各パラメータを変更せず、プリセットの状態で出しています。


  Dynamic Range Extender Download
Dynamic Range Extender

 これは2枚のレイヤーでHDR合成することが出来る。オーバーで撮影したイメージは電傘が白飛びしているのだが、縦のラインがちゃんと現れているし、アンダーなイメージでは黒く潰れていた天井もしっかり出ている。このスクリプトは処理スピードが速くて非常に便利なのだが、結果を一枚のレイヤーとして出してしまうので、後から細かい調整が出来ないのがデメリットだ。


  Dynamic Range Increase Download
Dynamic Range Increase

 これは適正値の他に上下1EVずつの3枚で合成する一般的なタイプで、アンダーと中間の写真がレイヤーマスクとしてトレースされる。マスクが掛かった各レイヤーの不透明度をスライダーで調節したり、ベースとなった+1EVの写真をトーンカーブなどで補正すれば、希望通りの露出値に合わせることが出来る。


  Load images for HDR blending Download
Load images for HDR blending

 これがGimpの中で最も優れたHDRスクリプトかもしれない。ひとつのスクリプトが3枚と5枚で合成する各機能を備える他、デジカメで撮った写真を原寸のまま取り込んでも非常にスピーディーな処理をするだけでなく、ノイズが少なく滑らかなラチチュードを再現する。また、先に紹介したDynamic Range Increaseと同じくレイヤーマスクを用いて処理するタイプなのだが、下のサンプルにあるようにアンダーなイメージとオーバーなイメージでマスクの掛かり方が反転している。おそらくこのアルゴリズムが、最近のデジカメに搭載されている高速連写でダイナミックレンジ補正をする機能のベースになっているのかもしれない。

HDR blending mask


  Cheap HDR Download
Cheap HDR

 このスクリプトはHDRと言うよりトーンマッピングに近いタイプ。他のHDRと違い、一枚のイメージで処理出来る擬似HDRスクリプトだ。マスク状のレイヤーがハロを抑える特性があり、場合によってはとても重宝する。例えば、以下のようなCheap HDRを応用した編集方法がある。

cheap hdr example

 これは各3枚のレイヤーにCheap HDRを掛け、それぞれを統合させた後に不透明度・コントラスト・彩り度などを目で確認しながらマニュアル調整している。他のものと違って非常にシンプルなこのスクリプトは、こうした自分好みのイメージ編集を敏速にこなせる利点があるのだ。


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