てんせいじんごっこ.blog

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイト カメラ > フルサイズ ミラーレス一眼 SONY α7 α7R

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フルサイズ ミラーレス一眼 SONY α7 α7R


真打登場!

 遂に出た。と言うよりも、やっと出たと言いたいほど待ち焦がれたカメラが現れた。軽く・小さく・シンプルなフルサイズのデジタル一眼。このカメラの登場によって、35mm一眼レフのフィルムカメラが持っていた快適さにデジタル一眼は到達したと言える。僕は永らく愛用して来たNikon FEに代わる機動性のデジタル一眼をずっと求めていたのですが、APS-Cサイズの光学ファインダーは視認性が悪くて使い物にならなず、ニコンの場合、CPUを搭載していないマニュアルフォーカスのニッコールは、上位機種でなければ露出計が連動しない。そんな不満を解消してくれたのがNEXとマウントアダプターだったのだが、予てから噂されていたフルサイズミラーレスの登場によって、夢は現実のものとなった訳だ。角ばったデザインは好みの分かれるところだが、ダイヤルの切り込みや軍艦部の雰囲気などが良き時代のカメラ風で、僕としては好感触なのだが、SONYのロゴにちょっとだけ違和感が漂う。

leica sony

究極のプアマンズライカ

 α7シリーズはレンジファインダーではないが、中央に突出したファインダー部分を含めても、ライカに比べて容積が小さいようだ。小さく軽いNEXにフランジバックの短いオールドレンズを装着して静止画と動画を撮影出来るメリットは、このカメラによって最大限に活かすことが可能になった。しかし、少し気になるのが、このカメラに搭載されたフルサイズのイメージセンサによるテレセントリック性能だ。NEXの場合、APS-Cサイズのイメージセンサが受像する光は、レンズ中央部を利用していたので問題が少なかったのだが、フルサイズではレンズの周辺部から入る斜めの光に対する減光や色収差の問題を、センサーでクリアしているのか(α7Rではギャップレスオンチップレンズ構造という新技術を採用している)画像処理で補正するのかが気になるところ。当然、メーカーもそのような使い方を考慮して開発して来たのだろうが、この先のデジタルカメラの進化を考える上では、非常に興味深い部分になる。この問題をクリアーすれば、デジタルカメラ用レンズの設計に自由度が増す上に、開放値の明るいレンズを安価に生産出来る可能性が出て来る。だが、このカメラはNEXと同じくレンズ内手ブレ補正を採用しているので、ある程度の限界はあるだろう。

a7_system.jpg

プロユースに応えるシステム

 スチルの世界では、ソニーのカメラをメインに撮影するプロカメラマンは非常に少ないが、放送用から民生用の撮影機材に於いて、ソニーは確固たるシェアを築いている。そんな背景もあってか、プロモーションビデオやドラマの撮影にも使えるだけのシステムと拡張性がα7シリーズには備わっている。このカメラが実際にプロの撮影現場で使用されるかは分からないが、アマチュアカメラマンやショートフィルムなどのプライベートな撮影に応えられる性能は十分ある。縦位置撮影を可能にするレリーズ付きバッテリーパックには2本の純正バッテリーが収まり、長時間の撮影にも耐えられるシステムは、NEX用サードパーティー製品の需要を開発者がよく理解している証とも言える。最近のソニーは、ユーザーが何を求めているのかを研究している姿勢が、このカメラには表れている。

EF_lens.jpg

世界初からスタンダードへ

 カールツァイスを中心にフルサイズ用Eマウントレンズを展開させているソニーは、α7シリーズがフルサイズミラーレスカメラのフラッグシップであることを強調する。その存在は、ニコンやキャノンの牙城を揺るがす存在に成りうるか気になるところだが、僕はこのカメラこそが、これからのスタンダードになると予想している。オートフォーカスの精度と画像処理の速さが飛躍的に向上している現在、一眼「レフ」カメラのイニシアティブは非常に少ないばかりか、ミラーボックスと長いフランジバックがデメリットにすら感じる。それまであったデジタル一眼の概念を覆して来たソニーNEXシリーズの斬新さは、α7シリーズによって革命の領域に達した訳だ。しかし、僕の目には、α7シリーズが極めてオーソドックスなカメラに映る。この姿こそが、デジタル一眼のスタートラインなのかもしれない。フルHDから4Kの時代へと移行する今後、α7シリーズのようなカメラはエントリーモデルのスペックに落ち着くことになるだろう。3年、もしくは5年掛かるか分からないが、キットレンズ付きフルサイズ一眼の価格が10万円を切る時代は、すぐ先にまで迫って来ているのかもしれない。
 ところで、厳密なことを言えば、世界初のフルサイズミラーレスカメラはLeica M9なのだが、嗜好品ではなく「道具」としてのカメラを考えると、あれは遠い世界から遣って来た異次元の物体である。あのようなカメラは、福山雅治みたいなスターに任せておけば良いので、僕には関係無い代物だ。この先、α7シリーズのようなカメラがどんどん普及出来る価格になれば、貧乏な学生でも安い銀塩カメラのレンズを付けて本格的な映像を撮ることが出来る時代になる。写真や映画の世界に新たな才能を持ったクリエイターが誕生出来る土台は整った。溢れる情報に「やり尽くされた感」を感じている若者達には、このカメラに夢を抱いて貰いたい。

 しかし、α7シリーズで撮影したフルHD動画を楽に編集出来るスペックのパソコンと環境を手に入れるには、いくら投資すれば良いのだろうか? 特別凝った編集でなければ、現在販売されているデスクトップの上位機種で間に合うが、OS用と編集用に2台のSSDは搭載したい。これがこの先4K画質ともなれば、また新たな投資をしなければいけなくなる。僕のような多趣味の貧乏人には辛い話だが、α7シリーズがレトロスペックとなった頃には、「デジタル一眼を使い倒して勉強しました」なんて映像クリエイターが登場しているだろう。インディーズムービーやショートフィルムフェスティバルで美しい映像を堪能出来る時代は到来した。α7シリーズから素晴らしい作品が生まれることを期待しよう。


【追記】
 α7/7Rにはアプリをインストールすることで、周辺減光や倍率色収差を補正出来る機能が盛り込まれている。これによって、社外レンズを装着した場合の問題を解決出来るらしいが、何本かある自分のレンズに合わせてプリセット出来るのかは、今のところ不明だ。カスタマイズした設定値を何種類か記憶させられれば便利だが、最低でも5種類のレンズは登録したいものだ。
http://www.sony.jp/ichigan/pmca/index.html#Revisions

 また、STEVEHUFFPHOTO.COMのテスト結果によると、35mm以上のレンズであれば、そのような問題は殆ど出ないらしい。超広角レンズを使用した場合、周辺減光よりもマゼンター被りが気になるようだ。
http://www.stevehuffphoto.com/2013/10/31/my-1st-look-wrap-up-of-the-sony-a7-and-a7r-cameras/

【追記】その2
 先日カメラ店にてα7/7Rを触って来ましたが、サイズ的にはNikon FEと同じくらい、フルサイズデジタル一眼としては非常にコンパクトです。しかし、全体的にはプラスチッキーで、価格に相応しい質感とは言い難い感触でした。肝心のEVFですが、残念ながらマニュアルフォーカスのレンズで快適にピント合わせが出来るというレベルには無く、ピーキングなどの補助機能が必要でしょう。EVFの視認性に於いては、どのメーカーも今の10倍高精細に仕上げないと満足なファインダーとは呼べませんね。50mm以上でのオートフォーカス速度は、やはりミラーレスといった感じでした。
関連記事

Comments

post
Comment form

Trackback

Trackback URL
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。