てんせいじんごっこ.blog

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイト 乗り物 > 自動車 > 新規格の軽自動車に必要なものは?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新規格の軽自動車に必要なものは?

軽自動車が規格変更で1000ccになったら
軽自動車用V型2気筒エンジン

 僕が「軽自動車は1000ccにした方が良い」とブログに書いたのは、今から3年前のこと。当時、同じ様な考えの人はチラホラ見掛ける程度だったけど、潜在的にはそれより多くいた筈だろう。最近では、軽自動車の税率アップに便乗して、モータージャーナリストやその他の人達も「ガラパゴスな軽自動車をワールドミニマムクラスと統一して生産効率を上げた方が良い」と唱え始めている。流れはそちらの方向にありそうだが、我々がそう考える以前に、とっくの昔から軽自動車メーカー達は、その準備をしている筈だろう。

 では、新規格の軽自動車が1000ccになったら、どの様なことが起こるのだろうか。3気筒のガソリンエンジンが1000ccになるだけなのだろうか? 恐らくそれには留まらない。今迄の軽自動車にはない、新しいエンジンが出て来る可能性がある。因みに、僕は自動車関連のエンジニアではないので、専門的な知識に長けている方は、軽く受け流して欲しい。

可能性其の1. 1000ccディーゼルターボエンジン

 軽自動車のディーゼルエンジンは、過去に存在しなかった訳ではない。ヤン坊マー坊天気予報のヤンマーは、ポニーという名の軽トラックにディーゼルエンジンを載せていた。ポニーのエンジンは空冷V型2気筒の360ccで、最高出力は9馬力。最高速度は54km/hらしい。

 小排気量のディーゼルエンジンで記憶に新しいのは、日本に輸入されることのなかったSmart fortwo CDIがある。800cc並列3気筒直噴ディーゼルターボの出力は、馬力が54PS。トルクは13.3kgmもある。詳しいことはよく分からないが、自動車に使えるディーゼルエンジンの排気量には限度があるらしく、この800cc辺りが限界に近いらしい。つまり、660ccのディーゼルエンジンを軽自動車に搭載しても、効率が悪いばかりかコストが嵩んで価格と性能の均整が合わないのだろう。しかし、軽自動車の排気量が1000ccになれば話は違って来る。Smartが登場する以前、自動車用ディーゼルエンジンとしては最小排気量だったダイハツのシャレードは、実燃費で25km/Lと低燃費だった。現在の技術力を持ってすれば、高速巡航で35km/Lも夢ではないだろう。

 ディーゼルエンジンでネックになるのは、ガソリンエンジンに比べてコストがかかるところだろう。しかし、最近は高価なレアメタルを用いない触媒技術の研究が盛んに行われているので、安価でクリーンな高効率ディーゼルエンジンが開発される兆しがある。それさえ実現出来れば、1000ccのディーゼルターボエンジンを搭載した新型軽1BOXが次々に登場するだろう。つまり、低燃費なホンダの新型バモスやスズキのエブリィの登場には、1000ccのディーゼルターボが欠かせないのだ。低価格で低燃費な軽商用車を実現させる技術はハイブリッドではなく、低回転で高トルクを発生する小型のディーゼルターボが最も現実に近い存在だと言える。

可能性其の2. V型2気筒もしくは水平対向2気筒エンジン

 FIATのツインエアに触発されてそう考えている訳ではない。そもそも、軽自動車のエンジンは2気筒が主流だったのだ。並列2気筒ではなくV型や水平対向にしたい理由は、上下するピストンで起こる振動を相殺したいに他ならない。特に、圧縮比の高いディーゼルエンジンには有効な手段であるし、バランサーを用いずに振動を消す方法は、エンジンのレスポンスにも貢献するだろう。

 これはディーゼルエンジンに限った考えではなく、ガソリンエンジンにも採用したいレイアウトだ。僕が考える理想は、V型2気筒OHV4バルブの水冷エンジン。プッシュロッドの接点にはベアリングを用いるなどして、フリクションロスを極力抑えた静かで滑らかなタイプが好ましい。なにせ、現代の2気筒エンジンは40年前の軽自動車とは違い、非常に滑らかでスムースに回る。ヤマハにはBoltという950ccのオートバイがあるのだが、このバイクのエンジンはラバーマウントを用いず、敢えてフレームにリジットマウントされている。つまり、ヤマハはエンジンの振動と騒音を、心地良いフィーリングとサウンドに調律する次元にまで進化している訳だ。


 歯切れ良い排気音と共に「ヒュルルルル~・・・」と回る軽快なこのエンジンを軽自動車に積んだら、さぞや気持ちよくクルージング出来るだろう。軽自動車の場合バイクと比べて車重があるので、これと同じとは行かないだろうが、3気筒のエンジンを「ブィーン」と引っ張るより官能的なのは間違いない。低回転で高トルクを発揮するV型2気筒エンジンにCVTを組み合わせたら、アメ車の様な乗り味の軽自動車を作れるかもしれない。もちろん、6速のシーケンシャルマニュアルトランスミッションなんて組み合わせのスポーツモデルがあっても面白い。レバーを前後に動かせば、バイクのように「パシャン!」とシフトチェンジする軽自動車とか、乗ってみたいでしょ?


 軽自動車のエンジンは経済性と静粛性を両立させた結果、並列3気筒で進化して来た訳だが、更なる低燃費を求めて並列2気筒にしたところで、その振動と排気音が安っぽさにしか感じられなければ意味がない。それを逆手に取ってV型2気筒にすれば、味のあるエンジンに仕上げることが出来るだろう。軽自動車に限らず国産車には、乗って運転して楽しいというフィーリングが足りないのである。

 ダイハツは低燃費な2気筒ターボエンジンの開発を凍結してしまったが、その問題を騒音ではなく、鼓動へとテイスティング出来れば良いのではなかろうか。どの車に乗っても横並びな印象しか残らないものばかり作っていないで、遊び心に満ちたファンビークルにチャレンジしても悪くはない。後は、我々ユーザーがそれをどう受け止めるかだ。プルプル震える2気筒エンジンの新型軽が世に出ても、それを心地良いと感じられる感性が我々にあれば、軽自動車はもっと自由になれる筈だ。

関連記事

Comments

post
Comment form

Trackback

Trackback URL
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。