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日本でChromebookは普及しない?

ついに日本でChromebookが提供開始 - 「現時点では企業・教育機関向け。コンシューマ提供は検討中」

Googleは14日、国内の企業・教育機関向けにChromebookおよびChrome管理コンソールの提供を開始すると発表した。米国を始め、既に海外では広く販売されているChromebookだが、日本での正式発表は初となる。
http://news.mynavi.jp/articles/2014/07/14/Chromebook/


という事なのだが、果たしてこの先、日本国内でChromebookは普及して行くのだろうか?

Chromebook.jpg

 Chromebookは基本的に、通常のノートPCのように内臓されたストレージにアプリ・ソフトをインストールしてデータを処理するのではなく、オンライン上のGoogle Appsを利用してクラウドストレージにデータを保存する仕組みになっている。もちろんオフラインでの作業も出来るが、ネットに繋がっていなければ使い物にならないという考え方が一般的だ。

 Chromebookは端末を軽量に出来て、消費電力も低いのでバッテリーでの稼働時間も長い。そして、端末の価格を低く抑える事が可能なので、PC初心者や子供に持たせるには好都合なのが最大のメリットだろう。

 Chromebookは、Googleアカウントでログインすれば直ぐに使う事が出来る。だから、子供のアカウントに正確な情報を入れておけば、自動的に年齢に合わせたフィルタリングをさせる事も可能だろう。先ごろ佐賀県立高校で導入されたタブレット教材では様々な問題が浮き彫りになったが、Chromebookは、このタブレット教材よりも有用かも知れない。

 今回は企業・教育機関向けのみの提供という事だが、Windowsで構築して来たシステム移行の問題もあり、一般企業での即採用は見込めそうにない。Linuxの技術者が居れば社内サーバーなども含め、Ubuntuで統一してのコスト削減も可能だろうが、そのような企業や自治体は極めて少ない。なにより、UbuntuマシーンやOS無しの端末が普及していないのであれば、話にもならない。この辺りはMicrosoft社の縛りもあるので、メーカーも苦しい立場にある。Windowsの牙城を揺るがすのは、なかなか難しいのが現状だろう。ましてや、個人情報・顧客情報をオンライン上に保管するとなれば、暗号化されているとはいえ、二の足を踏むのは当然だろう。Chromebookを企業などに普及させるには、信頼性と安定性、そして、Windowsとの互換性を持たせるための仮想環境が鍵となる。

 現段階でのコンシューマ提供は検討中とあるが、Chromebookこそ、一般消費者がメインターゲットな端末だろう。ここでの最大の問題は、日本国内のキャリア(通信事業者)にあると思う。総務省が発表したSIMロック解除の義務化が追い風になると良いのだが、この辺りのややこしさを東京オリンピック開催前に解決しなければ、日本は「おもてなしの国」とは呼べない。「一契約一万円で5台までパケットフリー」みたいな家族割引サービスが出て来なければ、Chromebookをスマホやタブレットのように、モバイルとしてフル活用出来ないだろう。「スマホ持ってるならテザリングすればいい」と考える人も居るだろうが、そういう問題じゃない。

 僕個人が考えるに、Chromebookを日本で普及させるのに最も良いマーケットは、やはり学習教材が最適だと思う。そのためには、教科書などの教材ソフトを充実させるのが必須であるが、各生徒の習得レベルをキメ細かく把握したり、テストの採点など、教員の負担軽減にも役立つ。筆記などアナログな学習プロセスは当然必要だが、教育環境の将来を考えれば、教材の電子化は重要な課題だ。なにより、重たい教科書を何冊も持ち歩かないで済むなど、生徒にとってもメリットが多い。ただし、故障しなければの話ではあるが。

 子供達が社会に出て、仕事で使う端末はWindowsが基本という状態が続くのであれば、幼い頃から触れる電子教材は最初からWindowsなのが好ましいだろう。近頃の学習塾や通信教育には、タブレットを導入しているところもある。それらを一台の端末で処理出来れば、そのOSが主導権を握る事になるだろう。Chromebookがそこに食い込めるかどうかは、Googleが提携企業にメリットを持たせる事が普及の要素となる。Androidの時のように、急速にアプリを充実させる事が出来ればChromebookにも勝算はあるが、それに対抗出来るサービスをMicrosoftが提供して来れば、かなりの苦戦を強いられるだろう。いずれにせよ、Chromebookが価格競争の引き金になってくれれば、面白い事になりそうだ。
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